Excellence

数年前だと思うが、小泉政権のころ、C E O プロジェクト というのが大学関係者のあいだで話題になり、また実際にスタートした。Center Of Excellence という意味で、29 ほどの大学を選び出し知の集団拠点を創り出すというものであったが、莫大な税金を投入して賑々しくやったわりにはその後そのことについてまったくきかなくなったが今はどうなっているのだろうか。長期的展望にかけた施策のために問題がでてきているのではないだろうか。考えてみればこの政権の行った浅薄な様々な政策は、日本を成熟した落ち着きのある高度な社会や国民文化へと発展させるいう政治の役割を十分果たさず種々の深刻な後遺症を社会に残している。話は変わるが、これに関して思い起こす話がある。米国のニューヨークを拠点として精力的な活動を続ける日本人画家のヒロ ヤマガタ氏は高校を出て単身渡米して苦労しながら世界中の多くの人々に愛されるすばらしい作品を描き続けておられるそうだが、この方の作品を創り出すアティテュードは、取り組む以上は、「very,very ,very good」なものしか作りたくない」そうだ。そのために少しずつ一生懸命に取り組むのみなのだろう。very good くらいではなく。つまり これぞ、 Excellence なのだ。心にきざんでおきたいことであると思っている。

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