increase with increase
普通あまり見かけない表現の続きです。論理を最優先する科学英語ですが、どこかで使えることがあるかもしれませんね。ご参考に。
In general, the solubility of solids in liquids increases with increasing temperature, and the solubility of gases in liquids increases with decreasing temperature.
(一般に、液体中の固体の溶解度は、温度上昇とともに増加し、液体中の気体の溶解度は、温度下降とともに増加する)
decrease with increase ??
このphrasal expression も sentence-based で把握しないと正確に理解できないですね。考えてみれば、日本では、入試や資格試験用と銘打って”単語集”や”熟語”などから英語を学ぶ!?といった奇妙で歪な「言葉の学習」が社会全体に蔓延っているのは大変な問題ではないでしょうか。教える側の人たちもこの歪さに気がついていないのでは思うと、ことはさらに深刻だというのは大げさでしょうか。
The volume density of electrons must be relatively large near the cathode and must decrease with increasing distance from the cathode toward the anode.
(電子の体積密度は、カソードの近くでは大きくなければならず、また、カソードからアノード向かって距離が増加するにしたがって減少していかなければならない)
cathode=(電気の)陰極、(電池の)正極、 anode==(電気の)陽極、(電池の)陰極、
a seventh of a second
いつもとは少し違った英語表現ですが、上記の表現はどう訳すのでしょうか。これだけではわかりにくいですですが、文のなかでみればわかりますね。つまり表現というのは context でとらえなければきちんとした理解にならないという好例ではないでしょうか。
For example,light will go completely around the earth
in about a seventh of a second.
(例えば、光は約 1/7秒で、完全に地球を1周する。)
miss out on 〜
miss〜、は日本語にもなっているくらいによく使われ語ですが、正確に使えるようにしておかないと、それこそ大切なことを伝えられないでミス?してしまいますね。 miss one`s chance, miss the bus, miss you, など普通につかいます。一方、 miss out は「(大切なものを)見逃す」という意味ですから、身に付けておきたい表現として大切!ではないでしょうか?
You are missing out on benefits you are entitled to.
(当然の権利のある手当てを取得していない)
You are missing out on all the fun in life!
(人生にはこんなに楽しいことがいっぱいあるのに)
ただし、「(意識的に)見逃す」は、 overlook 〜 で、 Overlook her faults (彼女の過失を大目にみなさい)ですね。ちなみに、 The old woman is missing. の missing は形容詞で、 The team is missing a regular goalkeeper. (今そチームは正ゴールキーパーを欠いている)とは違います。
willing to accept
willing to 〜 は大方の辞書では「よろこんで〜する」と普通訳されていますが、これは微妙な表現で、それほど積極的な気持ちではなく、”むしろ消極的にしかし相手のことを考えてそうする用意がある”、くらいのところではないでしょうか。
We are willing to accept your plan. 「わたしたちはあなたの計画を受け入れてもいいとはおもっています。」などのニュアンスを含んでいるのでしょうね。
積極的な場合は、We are ready to accept your plan.となるのではないでしょうか。
経済学で使う 消費者のWTP (willing to pay)は日本ではどう理解されているのでしょうか。一方 unwilling to 〜は「いやいや(しぶしぶ)〜する」 He obayed the teacher`s instruction unwillingly.(彼は先生の指示にいやいや従った)などとなりこれらは微妙なものでとにかくうまく使いたいですが難しい!?
go to the doctor`s と go to the doctor
私たちのところで愛用している FTFというテキストには簡潔でしかも的確に本質をとらえた英語表現が多くあり考えさせられることがよくあります。 ある場面の会話として
A: Were you at the butcher`s? B: Yes,I was. Were you at the butcher`s, too?
A: No,I was`nt. I was at the greegrocer`s.
など 〜er`s の表現が多く出てきます。この 〜er`s のところは大切です。 〜er`s shop と 人+shop を略していますから、at the dairy の場合はこのままです。これらの表現はちょっと見れば、それだけのことだと考えがちですがもう少し深い意味になります。
I go to the doctor`s. → 医者に診てもらいに(病院)にいく(看護士、スタッフを含む)
I go to the doctor. → 医者に診てもらい にいく (医師以外は頭にない)
I go to the chemist`s. → 薬を買いに薬局にいく (お店の誰から買ってもよい)
I go to the chemist. → 薬を投薬してもらいに薬局にいく(薬剤師に投薬してもらう)
つまり、go to the 〜er`s は本来の 〜er の目的のためにいくことになりますね。barber`s は散髪をしてもらいに , doctor`s は診察をしてもらいのように。 (以上は主に英国用法だと思います)
数えられる?数えられない?名詞 (3)
前回の(2)で述べたことを少し詳しくみておきます。
1 いつも数えらる。
tree a big tree, a bare tree, a decaying tree,
2 ほとんど数えらる。(数えられない場合が少しある)
pencil "Why do you have a pieace of pencil in your ears?"
3 数えられるー数えられない、が半々くらい。
scilence There was silence between them. (彼らはふたりとも黙っていた。)
There was a silence for a moment. (一瞬沈黙が続いた。)
4 ほとんど数えられない。(数えられる場合が少しある)
fun He was good fun.(彼はなかなか面白い人だ。)
Fishinfg is a fine fun when there is a good take. (よく釣れると釣りは面白い。)
5 いつも数えられない。
evidence We found further scientific evidence for this theory.
が標準ですが、複雑な点もあります。次のような、例もあります。
She did me kindness.
She did me a kindness. は両方用いられますが、
She did me two kindnesses は無理ですね。
U-C の名詞がC の性質を帯びるとき、不定冠詞をとったり複数形になったりしても、ではいつも数詞がつくかというとそうとは限らないということがあります。辞書の C-marker (Countable の標識語)もすべてを含んで表していないことを考慮して、標準規則をまもりながらですが、個別にその都度考えていかなければいけないというところもあるようですね。 (U-C → Uncountable, C → Countable)
book kindness silence curd news
数詞がつく o
不定冠詞がつく o o o
複数形にできる o o o o
(小西氏)